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神奈川の塾で働くことを考えている方へ 塾講師の未来を紡ぐ 教えるチカラ » 教育業界コラム

教育業界コラム

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教育改革や少子化問題など、教育業界を取り巻く環境は今めまぐるしく変化しています。そこで、教育業界は現状どのようになっているのか、今後の成長分野や塾講師に求められるスキルなどをまとめました。

教育業界の市場動向

少子化の影響が気になる教育業界ですが、市場はどのような状況なのでしょうか。ここでは、現況と将来の展望について解説します。

市場概況

矢野経済研究所が2024年に発表した調査によると、2023年度の教育産業全体の市場規模は2兆8,331億7,000万円で、前年度比0.7%減でした。その理由を少子化の進行や物価上昇による教育投資抑制としています。

2020年度からコロナ禍の影響により市場が縮小しましたが、その後は通信教育やeラーニングにより市場が拡大。オンライン授業やデジタル教材など学習方法が多様化し、現在はコロナ収束とともに市場も落ち着きが出ている状況です。

今後の展望

同研究所の2024年以降の展望は、教育への投資回復による市場活発化を予測しています。プラス成長で推移すると見込んでいるのは主要15分野のうち8分野で、その中には「学習塾・予備校市場」が含まれています

現在eラーニングやBtoB向けのサービスは堅調に推移しています。今後はeラーニングをはじめとする教育のデジタル化が、いかに業界全体の市場を活性化していけるかどうかがポイントです。

参照元:矢野経済研究所「教育産業市場に関する調査を実施(2024年)」(https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3633)

学習塾業界の変化と気になるポイント

現在、文部科学省を中心に教育改革が進んでおり、今後は学習塾業界も変化すると考えられます。そこで、将来を考えるうえで気になるポイントについてまとめました。

少子化の影響

少子化は社会問題になっていて学習塾への影響が気になるところです。当然、それがマイナス要因になると考えられますが、その一方で一人当たりの教育費は増加しており、社会人の学び直しなど新たなライフスタイルに合わせた教育分野拡大の動きも出てきています

学校教育の変化

2020年に文部科学省が定める教育課程が変わりました。その中で、生徒の主体的を重んじるアクティブ・ラーニングが注目されています。これは、ディスカッションやプレゼンテーションといった参加型学習法で今後は能動的学修へシフトすると考えられます

教育のデジタル化

遅れていた教育業界のデジタル化も徐々に進んでいます。今後、ICT化が進めばサテライト授業や動画配信といった学習方法の選択肢が増えるでしょう。それと同時に教師・講師の業務効率化が進み、学習データの活用により学習スタイルが変わる可能性があります。

塾講師に求められるスキル

塾講師は生徒の学力アップという成果を出すためにスキルが必要です。ここでは必須スキルの再確認と、今後必要になると考えるスキルについても紹介します。

プレゼンテーション能力

わかりやすい授業を行うためにはプレゼンテーション能力は必須です。生徒を飽きさせず、生徒の理解度をアップさせるには、話し方や説明の組み立てなどに工夫が必要です。日々の授業を続けることでスキルアップします。

コミュニケーション能力

生徒から相談や質問に応じて、適切な指導を行うにはコミュニケーション能力が重要です。また、コミュニケーション能力は対生徒だけでなく保護者対応や他の講師とやりとりする場合にも求められます。

マネジメントスキル

生徒の進捗状況を把握したうえで個々に合わせた適切な指導や、学習モチベーションを維持するためにはマネジメントスキルが必要です。また、教室長、ブロック長などにキャリアアップして管理業務を行う際にもこのスキルが求められます。

ICT・デジタル技術に関する知識

今後はICT化により教育スタイルが一変する可能性があります。直接生徒とふれあい授業をすること以外に、オンライン授業や動画配信の対応が求められることもあるでしょう。そのための技術的知識やスキルは押さえておく必要があります。

学習塾需要について

教育改革が進んでも学習塾は続くのでしょうか。また塾講師の需要はあるのかどうか不安という人もいるでしょう。そこで、今後の学習塾需要について解説します。

少子化でも需要拡大

コロナ禍が明け、少子化が続いているにも関わらず学習塾市場は緩やかに拡大しています。それは人が減っても一人あたりの教育にかける金額が増えているからです。その要因は学習スタイルの多様化があります。

オンライン授業や動画配信などのデジタル化以外にも、集団指導方式から料金が高い個別指導方式へシフトする人が増えているのです。単価が高くなり、講座・コースのバリエーションが増えていることが教育業界市場の維持につながっています。

塾講師不足

学習塾需要はあるのですが、塾講師が集まらないといわれています。少子化により競争が激化することで、学習塾は授業料を値上げしたくてもできません。そのしわ寄せが講師の給料に表れてしまっているのです。

塾講師はよりよい条件の仕事を選ぶようになり、優秀な人材が集まりにくくなります。また、少子化により若手の塾講師の数が減っていることもあり、学習塾は講師の確保が難しくなっている状況です。

教育業界の今後

教育業界は現在変化している途中ですが、今後どのような方向に進んでいくのでしょうか。ここでは、予想される将来の教育環境について解説します。

ICT化・オンライン学習の普及

コロナ禍の影響もあり、オンライン学習は急速に普及しました。近年は IoTやAI技術など新しいテクノロジーの登場によりさまざまな業界でデジタル化が進んでいます。教育業界も今後はGIGAスクール構想の下でICT化により生徒1人1台の端末と通信ネットワークは当たり前になり、教師・講師の業務も飛躍的に効率アップするでしょう。

教育ビッグデータ活用

パソコン・タブレット端末での学習が一般化すると、生徒の学習状況や成績、学習履歴などの膨大なデータが蓄積されます。そうした教育ビッグデータを分析・活用することで、生徒それぞれにマッチした指導が可能になるでしょう。今後はそうしたデータの効果的な活用方法を見出すことが教育業界のさらなる発展へとつながります。